シェムリアップから走ること8時間。やっとパイリンに到着しました。
見渡せば自然豊かな、のんびりした風景。
本当なら、パイリンの街をゆっくり散策したいところなのですが今回はたった2日間の滞在のため、
ゲストハウスにチェックインを済ませたらすぐに採掘業者さんの所へ向かいます。
そして今夜のお宿はココ。
その名も「パイリン・ルビー・ゲストハウス」
ホテルに荷物を置いて外に出ると社長さんがお迎えに来てくれていました。
ニコニコ笑顔が素敵な方で、一安心です^^
さっそく工場に…
と思ったのですが、到着時間が遅かったので採掘と研磨工場はすでに終了してしまったとのこと。
明日また出直しです。
今日はとりあえず、社長さんのご自宅に向かい、保管してある石をいくつか拝見できることになりました。
ホテルから車で数十分。
社長さんのご自宅へ到着すると、部屋の奥から大量のサファイヤが運ばれてきました。
銅の大きなお皿には研磨途中の石がたっくさん。
研磨していく過程で品質をチェックし選り分けていくそうで、いろんな形が混在しています。
このサファイヤは加熱加工されているものなので、色は青くきれいでした。
サファイヤはブルーカラーが有名ですが、無色~緑~ピンク~オレンジなど幅広い色が存在し、これらを一括して「ファンシーサファイア」と呼びます。
ブルーのものは微量のチタンと鉄を含有、緑、黄、茶色はごく微量のクロムを含有。
このクロムの含有量が増えるにしたがって、赤い色味を帯びこれがルビーとなるのです。
そう、じつはルビーもサファイヤも同じ「銅玉」という酸化アルミニウムの鉱物。
いわば兄弟。
主にブルーカラーのものを“サファイヤ”と呼び、赤い色のものを“ルビー”、そのほかの色のものが“ファンシーサファイヤ”と分類されています。
ルビーに含まれるクロムは、紫外線ライト(ブラックライト)に反応するため、見せてもらった原石にライトを当てると…
ビカッ!と光るんです。
他にもブラックライトに反応する鉱物はいくつかありますが、それはまた今度お話ししますね。
部屋には研磨機もありました。
手でぐるぐる回して使うそう。
研磨機のこの溝は石のサイズによって使い分けをします。
ヤスリ目も粗いので、おそらく荒削り用。
「サファイヤだけじゃなくて、アメジストも磨くんだよ」
そう言って見せてくれたのは大粒なもの!
とっても綺麗〜!!
壁には、彼の経営している研磨場や宝石店のポスター写真がありました。
見ているだけでワクワクしてきます。
明日の工場見学、すごく楽しみだな。
カンボジア人は早起き。だからディナーも早い。
現在は、まだ太陽が明るい夕方5時ですが、親睦も兼ねてみんなで夕食へ行くことにしました。
とても綺麗なレストラン。
ちょっと高級な、母屋とは離れた席を取っていただきました。
扇風機付き〜!
レストランの入り口にはいい香りの花が咲いています。
花といっても木に咲いていたもの。何か実るのかな?
なんていう名前の花だろう?
本日のディナーは、魚の揚げ物と、カニの生胡椒炒め。そしてパパイヤのサラダ。
わーぉ!おいしそー!!!
カンボジアの主食は日本と同じお米です。
そしておかずは魚で淡水魚が基本。
お魚の調理法は揚げ、焼き、煮物、燻製や干物などバラエティーに富んでいて
毎回立ち寄るレストランではどんな魚料理が食べられるのだろうとワクワクします。
海水魚を食べることが多い日本人にとっては、
淡水魚というと、生臭さいんじゃないの?と思いがちですが
においを取るために念入りに塩洗いがされているため、生臭さは全く気になりません。
それから、カンボジアに来たら絶対に食べて欲しいものNo1は「生胡椒」!
日本ではなかなかお目にかかれませんが、さわやかな香りと、ぷちっとした食感がたまらなく美味しい!!
生胡椒の画像が無いので粒胡椒で…
そうそう。余談ですが…
実はカンボジアの胡椒は、内戦がおこる前まで「世界で一番おいしい胡椒」として有名でした。
内戦後、生産量は激減してしまいましたが、わずかに残った苗木をもとに、
日本人の倉田浩伸さんがカンボジア胡椒を復興し、今では観光客のお土産にもかかせないものになっています。
そして、お酒の飲めない私は、お約束のフルーツジュース。
カンボジアに来ると、いろんなフルーツの缶ジュースが飲めるのも
楽しみの一つ。
食事をしながら、明日の事をいろいろ話して今日は解散です。
うーん楽しみ!!
ソティアさんカメラで記念撮影★
なんかソティアさんのカメラ、いい感じのソフトフォーカス。
NEXT→→→8.カンボジア【ルビーゲストハウス】
Cambodia Trip2017⇒
2017年カンボジア旅 ブログ一覧はコチラ