ペリドット
意味(宝石言葉):夫婦の幸福、和合
ペリドットについて
かんらん石の中でも宝石にできるもののみをペリドットと呼びます。
かつては、国によって呼び名が違いイギリスでは「オリビン」、アメリカやドイツでは「クリソライト」と名付けられていましたが、現在では名称も統一され「ペリドット」となりました。また、夜の人工光線で、より緑色に輝くことから「イブニング・エメラルド」とも呼ばれます。
ペリドットの緑色は鉄によるもので、オリーブグリーンまたは、より濃いボトルグリーンですが、マグネシウムの量が多くなると黄色が濃くなります。
産地として有名なのは、紅海にあるセント・ジョーンズ島。ここではなんと中世時代から3500年以上も採掘され続けていたそう。ほかにはミャンマー、アメリカ合衆国のアリゾナ州、ハワイ州など。実は日本の三宅島の海岸や、男鹿半島の一ノ目潟の火口湖、小笠原、鹿児島でもペリドットは発見されていますが、結晶がとても小さく宝石に用いられることはありません。
ペリドットの分類
名称 |
ぺリドット |
英名 |
Peridot |
和名 |
橄欖石 |
組成 |
マグネシウム・鉄珪酸塩/Mg2SiO4 |
色 |
黄色・緑色・帯黄緑色・緑色・褐緑色 |
光沢 |
ガラス光沢 |
結晶系 |
斜方晶系 |
硬度 |
6.5~7 |
比重 |
3.22~3.45 |
屈折率 |
1.64~1.69 |