アメジスト
意味(宝石言葉):誠実、心の平和
アメジストについて
アメジストは、水晶の仲間。色が濃いほど高級とされており、結晶に関しては先端に行くほど色が濃くなるのも特徴。
紫色の宝石は珍しく、日本では昔から「紫色は高貴な色」とされてきたため、多くの方に好まれる宝石でもあります。
アメジストの名前の由来はギリシア語の“Amethusto’s”=“酔っぱらわない”。アメジストの色がワインに似ていることからきているといわれています。
そのため「悪酔いを防ぐ」とか、「解毒の働きがある」と言われており、古代ギリシア人はアメジストのカップでワインを飲めば酩酊しないと信じられていました。また、戦において傷を防ぐお守りにもされていたとか。
産出はブラジルが一番多く、ロシアのウラル地方産は赤味が帯びているもの、カナダ産はスミレ色と産地によって色も様々。ほかにはスリランカ、インド、ウルグアイ、マダガスカル、アメリカ合衆国、ドイツ、オーストラリア、ナミビア、ザンビア、などでも産出しますが、濃い色のものはごく僅か。かつては日本でも「加賀紫」という良質なアメジストが採れたようですが、今は見ることはできないそうです。
アメジストの分類
名称 |
アメジスト |
英名 |
Amethyst |
和名 |
紫水晶 |
組成 |
二酸化珪素/SiO2 |
色 |
紫色 |
光沢 |
ガラス状 |
結晶系 |
六方晶系 |
硬度 |
7 |
比重 |
2.65 |
屈折率 |
1.54~1.55 |